
今日はカウンセリングしている時に私たち美容師が考えていることを私、葛西個人の目線で簡単に書いてみようかと思います。
お客様がカットしたいな、と感じる時に気にしている点として
・長さが伸びてきて気になる
・重さが気になる
・毛先がハネる
・毛先のダメージが気になる
などの物理的なポイントと
・試してみたい、憧れる髪型がある
・なんとなく現状が好みじゃないがどうすればいいか分からない
・ヘアカタログを見てもどれができるのか分からない
・どう伝えればいいのか分からない
などの気持ち的なポイントがあると思います。
ここでまず1番危険だし私は絶対にやらないように気をつけているのが
【物理的なポイントだけをカウンセリングで聞き、カットする】
例:
お客様「3cmくらい切りたいです、あとハネるのが気になります」
美容師「かしこまりました。ハネないように3cmくらい切りますね」
・・・・多分こんなにあっさりしたカウンセリングはないと思いますがこれだと最後どうなるか全く分からないですよね。
私だったら「3cmくらい切りたいです、あとハネるのが気になります」というオーダーを頂いたらまず頭に
・ボブっぽくか、エアリー感をだすか、
・毛先の表情は重めのラインか軽さをだすか
・丸みの出し具合は?
・ぱっと見の雰囲気は可愛い感じか、クールな感じか、
・顔周りの髪の好みは?
などの確認したい点が浮かびます。
ただ、これを言葉で聞いて明確に答えられる方はまずいないんじゃないかと思います。
ですので一緒にヘアカタログを見ながらご提案する形になります。
・・・なんか普通ですね!
普通なんですがここでお互いの認識を共有することで安心感も持ってもらえると思いますし、こちらも提供するヘアスタイルを明確にすることが責任ある仕事に繋がります。
そしてこの時同時に確認したいのが“なんとなく感じているけど伝え方が分からない”気持ち的なポイントです
あれやこれや聴きすぎるのもどうかと思いますし、その場の空気感といいますか
提案の仕方も自然とお客様にあったカタチになっていくのですが
この段階でいかにお客様の目線に近づけるか?がとても大事なのではないかと思います
色々書き綴ってみましたが、要は・・・
お客様目線でしっかりカウンセリング、イメージの共有をこころがけておりますので
この記事を読んで少しでも安心感を持ってご来店頂ければ幸いです。
というアピールです!
心よりお待ちしております
・・・そしてそこから先の施術は美容師ごとの技術とセンスを発揮するポイントなので私も日々精進しようと思います。
説得力のある声質に憧れています 葛西浩太