今日もドネーションカットに携わらせていただきました。
ただ、いつもと違う点が一つだけ。
「クセがすごく強くて膨らむ」
・・・分かります。ショートに切ることへの不安
確かに切る前の段階で察しました。確実にボリュームが出ると。
しかし、今回軽くして次回ドネーションをするとなると
提供できる髪の量は2/3、、、もしかしたら半分位になってしまいます。
そのことをカウンセリング時にお伝えしたところ
なるべく多くの髪を提供したいので今日ショートまで切りますと。
・・・これは美容師人生で培ってきた技術を最大限発揮する状況です。
・なるべく多くの髪を提供できるように。 ・広がらずまとまりの良いヘアスタイルに。 ・いざという時は縛れる長さが欲しい。
この希望をしっかり考慮しつつドネーションカットをします。
もう僕にとってドネーションカットは特別です。
お客様に差を付けたりはしませんがどうしても意識してしまいます。
仕上がりは、もしかしたら自分でブロー仕上げするにはハードルが高いかも知れない。
けどハンドブローのみでシルエットは綺麗に出るよう調整します。
もし扱いづらいようでしたらストレートパーマをかけさせてください。自然な内巻に仕上げます。
といったカウンセリングの元カットさせていただき、
仕上がりも正に上記に記したような感じでした。
僕の本気です。誠実にカットしたので絶対に理解してもらえる仕上がりになっています。
本日のお客様は柴咲コウさんのドネーションカットを知って
どうせ切るなら・・とここまで伸ばしてきたそうです。
誰かの想いが連鎖して、僕のところまで届きました。
僕がさらに想いをのせてカットし
ジャーダックに送ります。
その先にも携わる方々の想いが重なって
夢を追いかける方の元へ届くのだと思います。
いつも同じ気持ちですが
今日、このドネーションカットに携われたことを誇りに思います。
そして、賛同してくれたお客様へ尊敬と感謝の意を示したいです。
本日は本当にありがとうございました。
きっと今日の想いの連鎖が大きな夢へつながっていると思います。
「今にも手の届きそうな空」 永遠の妄想少年 葛西浩太