「美容室のカラーは髪が傷まない」 こんな表現を耳にすることがあるかと思います。 確かに自分で染めるよりはるかに髪に優しく施術する事ができます。 ですが、美容室で使用するカラー剤も市販で販売されているカラー剤も仕組みは同じで
メラニン色素を分解して脱色→髪の内部で染料が発色 と、髪に作用する働きも一緒です。 販売元のメーカーも市販用・プロ用と分けて販売していますのでトリートメント成分など付加価値の部分で差別化を図ってると思いますが、より良い商品を届けたいという根本的な部分は同じなはずですので市販品だから悪いものという事はないと思います。 ちなみにプロ用のカラー剤も今やインターネット上で普通に販売されており誰でも入手する事は可能です。価格も美容室の仕入れ値と大して変わらない価格で流通しています。
ここまでを前提に美容室で染めることを絶対にオススメするのは 繰り返しカラーをしている方は毛先と根元でダメージの具合が全然違います。 ミディアムくらいの髪だと今までに5~10回位ロングヘアーの毛先だとさらにカラーを繰り返した髪になります。
なので、カラー剤の反応の強さを調整して薬を塗り分ける、もしくは下処理をして素材をいたわる事がとても重要になります。
染めた後に残留物を残さない事も大事で、こういった工程をセルフカラーで再現する事は不可能です。 そういった部分で価値を提供できればと考えていますので、綺麗な髪をキープするためにも美容室のカラーを楽しんでもらえたらと思います。
あとは、こんな事をプロの立場から言うのはなんですが、高校生くらいで勢いのある方は友達とわいわい染めあったりしてもいい思い出になると思うので果敢にチャレンジしてみてください。文化祭などで派手にしたいときはブリーチをしてからマニックパニックという商品で色を入れると凄く鮮やかな色になるのでオススメです。ちなみにブリーチはものすごく痛みます。
そして「やりすぎた!やばい!」「失敗した!」なんてことになったら直しに来て下さい。笑 気分があがる髪色を提供していきたいです。 葛西浩太